自転車預かりレストア

最近ブログ書いてなかったのも、忙しかったのもあるけどこんなことしてた。

仕事関係の方から自転車の相談を受けて、
古い自転車を持ってるけど当時は高かった、相当ガタがきてるけど
買い替えようか直そうか、どう思う？って。

どうやら聞いてみたらいわゆる国産と呼べる最後の時代のマウンテンバイク。
20年ぐらい前のARAYAの自転車だと

それは捨てちゃもったいないよ〜〜ってんで、まずは見せてくれとw


ま〜ほんとに、当時のいい自転車だったのに手入れも何もなくてサビは出てるわ、
ワイヤーも切れかかってたりほぐれてたり。
しかもマウンテンバイクにキャリヤやらカゴやら、当時は子供乗せ椅子まで付けてたと…

すごすぎです
買うときも、イヤ〜〜な顔されたらしいw

で、とりあえず預からせてもらうことに。
フロントキャリアは前のシャフトで締め付けるタイプを使ってたもんで、
ハブにストレスがかかってたらしくベアリングもガタがでてた。
前後のクイックシャフトは分解しようとしたら鉄が錆で固着してて折れちゃった
チェーンやスプロケット（ギヤ）回りも汚れと油がガッチリとプラスチック化してるくらい
びっちり固まってた。
サドルは奇麗？？と思ったら、破れた表面やスポンジを全部はがしてプラスチックむき出し。

こんな状態の「名車」を、一ヶ月以上かけて分解と洗浄にいそしんでたわけなのです


これは燃えるね〜〜
ってことで、コツコツ修理をしておりました。
奥様からは「１万円以内がいいな〜」と…
まずは第一段階、ここまで。



とりあえず不安なく、ガタもなく走れる状態まで持っていった。
ただ、本当はもうちょっと交換したほうがいいパーツはあるんだよなぁ。
と思って、ご主人にメール。

　　金は心配しなくていい、やっちゃってください！！

と。

そんなわけで、さらにブレーキを含めて最新パーツに交換することに
車名は「ARAYA MUDDY FOX」です。
マウンテンバイクが流行り始めたころに国産で初めて量産した時代背景。
ネットで検索すると、まだまだ大事に乗ってる人が結構いる。
こんな貴重な自転車を整備するチャンスなんて、人生においてめったにない。
オリジナルのカンチブレーキを、ミニVブレーキに交換する。
合わせてワイヤーも丸ごと新品に、多少は注油をさぼってもいいように
樹脂コーティングしたやつに。

そんなこんなで、あともうしばらくは我が家にご宿泊なマウンテンバイクなのでしたw